宇和川 通喩

1877-?

函館市生。はじめ松本楓湖に日本画を学ぶ。のち洋画を志し東美西洋画科選科に入学。在学中1900-3年の白馬会展に出品。1909年文展初入選、11・13年も文展入選。14-18年渡欧。帰国後、大阪三越にて滞欧作個展。20・28年帝展に出品。29年芦屋に阪神婦人洋画研究所が設立されると桜井忠剛、赤松麟作とともに指導にあたる。戦時中に他界したと思われる。

宇和川 通喩 「甲賀良太郎像」 1911年 油彩・キャンバス P12号