正宗 得三郎

1883-1962

備前市生。兄は正宗白鳥。1902年上京し寺崎広業に日本画を学ぶが、洋画を志し東京美術学校に入学。1909年文展初入選、1914-16年渡仏、マティスに会う。1916年第一次大戦のため帰国、二科展に滞欧作品が特別陳列。同年二科会会員になる。1921-24年再渡欧。以後二科展に出品。1945年東中野のアトリエが戦災し、長野県飯田市に疎開。その際に多くの作品を焼失。戦後、1947年熊谷守一らと二紀会創立。晩年は富岡鉄斎の研究に没頭。2002年「正宗得三郎の世界展」(府中市美術館他)。

府中市美術館・岡山県立美術館「正宗得三郎の世界展」(2002年)に出品。

-他の作品- 大正期 「洛西」 / 大正期「比叡山」

正宗 得三郎「リモージュの郊外」1914-16年、油彩・キャンバス、P8号