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昭和の洋画

自由美術家協会の誕生

昭和の10年代にはより前衛的な絵画が登場する。大きくはアブストラクト(抽象絵画)とシュールレアリズムの流れがある。長谷川三郎はパリでモンドリアンなど抽象絵画に影響を受けて帰国した。1934年に新時代洋画展を開いた。その「新時代洋画」に「黒色」や「フォルム」などが合流して、1937年に自由美術家協会を設立した。


自由美術家協会の発展と戦争の影

1940年になると軍国主義の影響で「自由」の看板が下され「美術創作家協会」と改称した。43年には公募展も中止を余儀なくされた。 戦後は「新人画会」や独立美術などの画家も参加して47年自由美術家協会は再建された。しかし戦前の創立メンバーらがモダンアート協会の設立して退会した。反戦運動なども政治色のある団体となったが、64年には主体美術協会が設立され分裂した。


美術文化協会

1931年から始まった独立美術協会のシュールリアリストたちが小集団を作り始めた。1934年に山本正らが「飾画」展を開催。翌年に飯田操朗が加入するが36年に病死した。他にも「新造型美術協会」「創紀美術協会」が設立されるなど動きが活発化していくと、それらの団体が合流して、1939年に「美術文化協会」が設立された。



『特別展 長谷川三郎』(1977)兵庫県立近代美術館
速水豊・弘中智子・清水智世『シュールレアリスムと日本』(2024)青幻舎
『近代日本美術事典』(1989年)講談社
『20世紀物故洋画事典』(1994年)美術年鑑社